「は?」 「私も先輩とお友達になりたいんです! アドレス教えてくれませんか!?」 いつもみたいにどっかへ行かないのを良いことにアドレスまで聞いてしまった。 「良いじゃん、ヨウ。教えてやりなよ」 先輩は少し考えてから、ポケットからペンを取り出すと私の手の甲に何かを書きだした。