冷たくて優しい先輩






「おはよう」



起きた時、もう朝で先輩は元気そうに笑っていた。




「すみません!いつの間にか寝てしまっていて……」



「いいよ。ありがとう、わざわざお見舞いまで来てくれて」




なんだか先輩の言葉に照れくさくなって、視線を外した。



「あ、朝ごはん作ります!」


急いで先輩の部屋から出ると、置いてあった具材で簡単にベーコンエッグを作り、パンを焼いた。




もう先輩は制服を着ていて、リビングに座っていた。