冷たくて優しい先輩





「春波!勝手にどっか行くな!」



ヨウ先輩が走ってこっちまでやって来た。





「すみません!知り合いに似た人がいて…」


どうして長浜先輩って言えないのか分からないけど、知り合いと言ってしまった。



「そう、でも急にいなくなるのだけはやめて」



すみません、とまた謝った。