冷たくて優しい先輩






水族館の中を歩いていると、長浜先輩に似た人を見かけた。



「あの!」


思わず声をかけるが、振り返った人は全然違う人だった。



「あ、すみません…」
 



何してんだろ、自分…
せっかくヨウ先輩との仲を深められるチャンスなのに。