「ちょっと待って、なんでそういう結論に行き着くの。まだ分かんないでしょ。あんたにとって、長浜先輩はいつもそんないい加減な態度を取ってたの?」 「それは……」 優しく話を聞いてくれた、自分が寒いのに我慢してマフラーを巻いてくれた、頑張ったねって褒めてくれた…… 「そうじゃないけど……」 ゴニョゴニョと言うと、じゃあ一つしかないね!と紗羽ちゃんが言った。