冷たくて優しい先輩





私の言葉に長浜先輩は目をぱちくりさせてから、笑い出し


先輩は深いため息をついた。





「それ誰かと間違えてない?」

「いえ、ヨウ先輩で間違いないです!」



先輩は「迷惑」とだけ言って、飲んでいた紙パックを捨てに行って教室へ戻ってしまった。