数10分後。
「ただいまぁー。」
おじさんが帰ってきたようだ。
野球部のユニフォームを着ていてとても疲れていることが見てわかる。
それからすぐ、夕食を食べた。
「今日は朝日!久しぶりだからな。」
「はーい。」
朝日くんのダルそうな返事。
「いただきます!」
そんな返事とは逆の元気が良かった。
なんか、久しぶりだったからスイッチ入ったのかな?
こうして、夕食後、家族全員が居間に集まった。
「さぁ、決めるか!」
実は朝日くん、碧伊くん、明良くん、みんな桜葉高校野球部出身。
朝日くんはサードで3番バッター。
碧伊くんはセンターで1番バッター。
明良くんはショートで4番バッター。
それぞれ、甲子園で活躍したらしい。
プロの世界には行かなかった。
プロは安定しないし、怪我したら選手生命が終わるからだ。
みんな、大学進学後、就職。
茜音さんと灯莉さんは野球部のマネージャーしてたらしい。
ほんと、この家族は甲子園あっての家族らしい。
「ピッチャーは大鳥くんで決定っしょ!」
「異議なし!」
碧伊くんの提案にみんな賛成して決定。
まぁ、去年の秋からエースナンバー任されてるからね。
キャプテンでもあるし。
「キャッチャーは?」
おばさんが聞いた。
「キャッチャーは、たぶん木内くんじゃない?」
茜音さんが言った。
「木内は肩を壊してしまったんだ。
だから、記録委員として甲子園には、出てもらおうと思っている。」
おじさんからの一言にみんな口が止まった。
「じゃあ、誰が2番(キャッチャーの番号)、背負うんだよ。」
碧伊くんからの一言だった。
2番って大事な番号だし。
「キャッチャーは、最後に決めることにしよう。」
おじさんはそう言って話し合いを進めた。
「4番は?誰に任せんの?」
明良くんが言った。
4番はそのチームの主砲だから、ピッチャーの次に大切だ。
「4番は3年の紫暮に任せようと思ってる。」
こうして、甲子園予選の出場メンバーが決められていった。
決まったが、一番悩んでいたのはセカンドとショート。
大阪遠征での練習試合。
1年の轟木くんと柿本くんのコンビがあまりにも素晴らしかったらしい。
結局は3年生に任せることになった。
「ゲッツーとるよりも、経験とったな。」
(ゲッツー=ダブルプレー)
明良くんは、ショートだったからよく分かっているようだった。
このメンバーは明日、発表される。
あぁ、知っているのに言えない。
心が複雑な、今日このごろだ。
「ただいまぁー。」
おじさんが帰ってきたようだ。
野球部のユニフォームを着ていてとても疲れていることが見てわかる。
それからすぐ、夕食を食べた。
「今日は朝日!久しぶりだからな。」
「はーい。」
朝日くんのダルそうな返事。
「いただきます!」
そんな返事とは逆の元気が良かった。
なんか、久しぶりだったからスイッチ入ったのかな?
こうして、夕食後、家族全員が居間に集まった。
「さぁ、決めるか!」
実は朝日くん、碧伊くん、明良くん、みんな桜葉高校野球部出身。
朝日くんはサードで3番バッター。
碧伊くんはセンターで1番バッター。
明良くんはショートで4番バッター。
それぞれ、甲子園で活躍したらしい。
プロの世界には行かなかった。
プロは安定しないし、怪我したら選手生命が終わるからだ。
みんな、大学進学後、就職。
茜音さんと灯莉さんは野球部のマネージャーしてたらしい。
ほんと、この家族は甲子園あっての家族らしい。
「ピッチャーは大鳥くんで決定っしょ!」
「異議なし!」
碧伊くんの提案にみんな賛成して決定。
まぁ、去年の秋からエースナンバー任されてるからね。
キャプテンでもあるし。
「キャッチャーは?」
おばさんが聞いた。
「キャッチャーは、たぶん木内くんじゃない?」
茜音さんが言った。
「木内は肩を壊してしまったんだ。
だから、記録委員として甲子園には、出てもらおうと思っている。」
おじさんからの一言にみんな口が止まった。
「じゃあ、誰が2番(キャッチャーの番号)、背負うんだよ。」
碧伊くんからの一言だった。
2番って大事な番号だし。
「キャッチャーは、最後に決めることにしよう。」
おじさんはそう言って話し合いを進めた。
「4番は?誰に任せんの?」
明良くんが言った。
4番はそのチームの主砲だから、ピッチャーの次に大切だ。
「4番は3年の紫暮に任せようと思ってる。」
こうして、甲子園予選の出場メンバーが決められていった。
決まったが、一番悩んでいたのはセカンドとショート。
大阪遠征での練習試合。
1年の轟木くんと柿本くんのコンビがあまりにも素晴らしかったらしい。
結局は3年生に任せることになった。
「ゲッツーとるよりも、経験とったな。」
(ゲッツー=ダブルプレー)
明良くんは、ショートだったからよく分かっているようだった。
このメンバーは明日、発表される。
あぁ、知っているのに言えない。
心が複雑な、今日このごろだ。

