サクラ咲ケ

その後、秋の国体が終わり、早くも春の選抜。
桜葉高校は、春の選抜なも出場することができた。
父はみごと正捕手で2年で4番バッターを任された。
当時の父とのバッテリーは最強だ。
野球雑誌でも、特集が組まれるほどだ。
ピッチャーはストレートの球が速くて重い。
それに、フォークもチェンジアップも上手い。
そんなチームで春の選抜高校野球に挑んだ。
初戦を勝利におさめその後も勝ち進んだ。
決勝まで勝ち進んだ桜葉高校。
6回、相手に満塁ホームランを打たれてしまった。
ピッチャーは交代しその後も差が開いた。
8回、桜葉高校は3点を返しなおも、3点差。
残るは9回表の攻撃のみ。
9回表、最初のバッターは父だった。
バッターボックスに入り、バットを構えた。
相手が投げたのはインコースの変化球だった。
ボール、ギリギリの球。
そんな球を力でレフトスタンドまで持って行った。
ソロホームラン!!!
このホームランで活気づいた桜葉高校はその後も点を重ねた。
1死1・3塁。
この時点で同点まで追いつくことができた。
ここで桜葉高校はダブルスチールを仕掛け、成功。
逆転することができた。
そのまま試合終了へ向かった。
8対7で桜葉高校が優勝することができた。
『この試合のMVPは黒咲だ』
監督がみんなの前で言った。
この試合2本のホームランを打っていた。
この大会通算4本のホームラン。
ピッチャーの球を活かすリード。
すべてにおいて父は活躍していた。
こうして、春の選抜覇者となった。