サクラ咲ケ

「もし、明日学校行くなら、ここから、一緒に行こう。
あと、明日から生徒会始めるって・・・」
「わかった。」
生徒会か。
頑張るって決めたばっかなのに。
これからの高校生活楽しみだって思うようになったのに。
どうしてこのタイミングなの?
どうして私なの?
「はい、先食べてて。
母さんが明日の着替え持ってきてくれるって」
「そっか。いただきます。」
そもそも、朔弥って料理できるの?
多分、スマホで調べたんだろうな。
ん!割と美味しい。
私の味付けとは少し違うけど、この味もいい。
ガチャ
「どう?まずくない?」
明日の制服を持った朔弥が言った。
「大丈夫、美味しい。」
「良かったぁ。俺も食べよ」
朔弥から笑顔がこぼれた。
この笑顔見るとなんだか、安心する。
「これからさ、俺の家でくらさねぇ?
お父さんのことが落ち着くまで。
母さんたちは、いいって言ってくれてるんだけど。」
朔弥の家。
朔弥に支えられるのは嬉しい。
ずっとそばにいてほしい。
でも・・・・・。
「遠慮しなくていいし、このままだと祭吏が祭吏じゃなくなる。
なんでも、自分でなんとかしようとするな。
家事とかで、だいぶ疲れてるんじゃねぇ?
今までの疲れちゃんととれてる?」
ありがと。
ここは、朔弥に甘えたほうがいいのかな。
なんで、家事とかで疲れてるって築いたの?
あーも、朔弥には敵わないや。
「お言葉に甘えさせていただきます。」
軽く礼をした。