サクラ咲ケ

私は握られた手を強く握った。
「どうした?」
「別に・・・」
「お前が別にって言う時は何か考えてんだよ。」
な、なぜそれを・・・
「で、何考えてた?」
「こんなに幸せなことが続いたら次は不幸なことがって。」
「大丈夫だし。
もし、祭吏が辛いことがあったら俺が全力で支えるから。
それに、今の俺は祭吏がいるから成り立ってる。
今の俺に祭吏がいないなんて考えらんねぇよ。」
ありがとう。
やっぱし、朔弥はいいやつ。
私と相性がいいんたろうな。
それに朔弥といると楽しいし安心するし。
「そんなこと言ったら、私、照れる」
「照れてよ。そんな祭吏も可愛いし。」
顔が熱い。
いま、真っ赤なんだろうな。
ああ、ドキドキしっぱなしだ。
「おっついたな」
いつの間にかもう家の前だ。
もう、朔弥とお別れか。
「じゃあね。」
朔弥は軽くキスをしてから「じゃあね」と言って帰っていった。