甘いキスだ。
そのあとも、咲弥はキスをやめてくれなかった。
とっても甘かった。
耳元で「約束してよ」といった。
私を抱きしめた。
「泣きたい時は俺の前で泣け。
無理してる祭吏は見たくねぇ」
でも私は泣いてない。
まだ涙は流してない。
「私、泣いてないよ」
「今から泣くでしょ?」
そういった後すぐに涙が落ちてきた。
なんでだろう。
なんで、私は泣いているの?
生徒会なんてって思ってるけど、泣くほどのことじゃない。
もしかして。
「この涙は、安心したからだと思う。」
「そっか。」
朔弥はわらってくれた。
とっても優しい笑顔だった。
多分、朔弥の優しい心使いに泣けてきたのだろう。
それに、お父さんに紹介しなきゃね。
「なんで、私が泣くってわかったの?」
「バーカ、中学の時から見てりゃあ、わかるっつの」
え?
「気づいてかなったのかよ。俺は祭吏一筋なんだよ。」
顔を真っ赤にしながらいった。
嬉しい。
ありがとう。
私の彼氏はとても優しくツンデレさんでした。