「待たせたな。わりぃ」
「いいよ、全然。」
朔弥は部活を終えたところだ。
一緒に帰ろうって言ってくれたのだ。
「聞いて!
やっぱ、桜葉のピッチャーすげぇな。
俺、先輩の球受けたんだけど、球が重かった。」
朔弥は満面の笑みで話す。
朔弥はキャッチャーだから、花型ではない。
でも、試合の時の朔弥はカッコいい。
「でさ、仮入部期間が終ったら、紅白試合するって。
もう、楽しみでしかたねぇ」
「やっぱ、野球一筋だね」
こうでなくっちゃ朔弥じゃない。
「そうだな。
祭吏は生徒会いつから?」
生徒会か。これから3年間やらなきゃいけないのか、とほほ。
「来週の月曜からって。」
「ふーん。祭吏も頑張れよ」
ありがと、と返した。
生徒会か、本当はやりたくない。
本当は、野球部のマネージャーもいいなって思ってたのに。
朔弥を一番近くで支えていたかった。
なのに、生徒会なんて。
私ってほんとに馬鹿だ。
「いいよ、全然。」
朔弥は部活を終えたところだ。
一緒に帰ろうって言ってくれたのだ。
「聞いて!
やっぱ、桜葉のピッチャーすげぇな。
俺、先輩の球受けたんだけど、球が重かった。」
朔弥は満面の笑みで話す。
朔弥はキャッチャーだから、花型ではない。
でも、試合の時の朔弥はカッコいい。
「でさ、仮入部期間が終ったら、紅白試合するって。
もう、楽しみでしかたねぇ」
「やっぱ、野球一筋だね」
こうでなくっちゃ朔弥じゃない。
「そうだな。
祭吏は生徒会いつから?」
生徒会か。これから3年間やらなきゃいけないのか、とほほ。
「来週の月曜からって。」
「ふーん。祭吏も頑張れよ」
ありがと、と返した。
生徒会か、本当はやりたくない。
本当は、野球部のマネージャーもいいなって思ってたのに。
朔弥を一番近くで支えていたかった。
なのに、生徒会なんて。
私ってほんとに馬鹿だ。

