「野球、頑張ってね」
私の声も甘くとろけそう。
「当たり前じゃん。」
私に笑顔を見せる。
私は高校野球が大好き。
夏休みは甲子園に大熱狂。
だから、野球部の朔弥を好きになったのかも。
「 踏まれても叩かれても、努力さえしつづけていれば、
必ずいつかは実を結ぶ。 升田幸三。」
「え？」
「どんなに辛いことがあっても、努力すれば結果が残る」
だから、頑張ってね！
ずっと、応援するから。
「なるほどな。
じゃあ、約束！」
「何？」
朔弥の約束にはいつもワクワクする。
「俺は祭吏を甲子園に連れて行く」
「約束ねっ！」
ずっと待ってる。
甲子園に連れて行って！
私はアルプススタンドで朔弥を応援してるから！
私達は熱いキスを交わした。