『あの…失礼ながら…
 貴方のお名前を聞いてもいいですか?』


下心ってものが丸見えかもしれないわ


けれど貴方のことが好きだから気にしないわ


「いいですよ
 俺の名前は久留沢 愁-Kurusawa Syu-

 お怪我はありませんか?」


久留沢………


『 えぇ、大丈夫です

 久留沢 愁さん…
 久留沢病院の息子さんですか…? 』



もし…もし、合っているのなら…



「知っているんですか?」


『えぇ…少し…』