片恋風~約束するよ。何年経っても好きでいる。~

どうしよう...ばれちゃった。

あ、でも手だから私が自分でしたって言えば...

と、考えていた時に

「誰にやられた?」

え、うそ。これだけで気付くの?

嘘でしょ。

「誰にやられたの。」

彼の目はだんだん鋭くなっていく。

「誰にも...」

「嘘だ。誰にやられた!」

「だ、大丈夫だよ。このくらい...」

「大丈夫なわけないじゃん!かなりあるよ!カッターのあと!」