だけど...その瞬間、新幹線はゆっくりと動きだした...

次第に新幹線は見えなくなった...

それが、最後に見た日和の姿だった...

号泣する由奈。隣で静かに泣く梢。

腰が抜けて座り込む光星。

何も言葉にならない勇輝。

日和、なんで...。

もっと、頼ってくれれば良かったのに。

日和はこの日、俺たちに何も言わずこの町を離れていった...


日和...元気で...

カフーアラシミソーリ。

日和に幸せが訪れますように...