片恋風~約束するよ。何年経っても好きでいる。~

「光星へ
光星...ごめんね。
光星は私を梢みたいに何度も何度も
叱ってくれたよね。梢はお母さん的
存在だったけど、光星はお父さん的
存在だったよ。私、お父さん居ない
から、ちょっと嬉しかったりする。
光星は人のことばっかりで自分のこ
とをちゃんと見てないから、ちゃん
と自分のことも見てあげて。みんな
のことをちゃんと見てるのはいい事
だけど、肝心な自分を見ることを
忘れてるよ。ちゃんと自分を大切に
してあげて。
光星、ありがとう。光星の言葉はい
つも厳しかったけど、そこには光星
の優しさがあるってこと私、知って
るよ。そんな光星が私は大好きだよ。
日和」
日和...。
なんだよ、これ。お前はどれだけ辛い思いをしてきたんだよ。
気付いてやれなくてごめんな。助けてあげたかった。俺も日和のこと好きだよ。