その時、優人は私の頭を撫でてくれた。
確か...前もこんなのあったな。

そして、しばらくして落ち着きを取り戻した私。

「ごめん、もう大丈夫」

「そか。」

「うん、ありがとう。」

「日和...」

「ん?」

「カフーアラシミソーリ」

「え、なに?」

優人はクスッと笑ってから言った。

「これは沖縄の古い言葉で¨幸せが訪れますように¨っていうおまじない。」