その時、もうなにも言わなくていい。というように優人は私を抱きしめてくれた。

「日和...好きだよ。大好きだよ。」

「私も...優人大好き...」

大好きって部分だけぼそぼそっと言った。

「...全然聞こえない。もう1回」

「だ、だ...」

「ん?」

「優人が大好きです!」

「ははっ、よくできました。」

と言って、キスをしてくれた。

私たちは花火なんて忘れていた...。