『親に連絡しとけよ?』 「うん」 『何もしないから安心して?』 「うん」 『ねえ、緊張してんの?』 「うん」 『あ~ら、可愛いこと』 私は緊張しすぎてまともに 廉くんの話なんて聞けなかった。 あっさりと家に泊めてくれた廉くんのお兄さんに感謝しなきゃ。 でも1つ問題は……… 布団が1つしかない。 なかなか寝つけない私は、 廉くんにツンツンしたりした。