そのあとは、また二人で景色を眺めた。 すると廉くんが 『やべえ、終電行っちまったかも』 私は、すぐさまケータイで調べた。 「あ、もうない…………」 『ん~、俺の兄貴はこの街に残ってるから、泊めてもらう?』 ちょっと待って、付き合って20~30分でもう泊まり的な!? 『どうする?』 子どもみたいにニヤニヤ笑いながら見てくる廉くん………… 泊めてもらうしか…ないよな…… 「お、お願いします」 『じゃあー行こっか!』