あの男の子に出会った河川敷…


未来と並んで帰った道…


まりえ先輩と雪遊びしたグラウンド…


懐かしいものでいっぱいだった。




ものすごく泣きそうになった…


手の震えだって止まらない。




『泣いても…いいよ?』


『おんぶしてやるよ?』



たまに声をかけてくれる廉くん。


「大丈夫っ」



そのたび私は笑顔でこたえた。