高校1年生の1月。



私は練習を終えて、部室の階段を登っていた。

階段の上から、先輩方とマネージャーが段ボールを運びながら降りてきた。

何で投げ合いながら降りるんだっ

とか思ったのはここだけのヒミツで…………


お疲れ様です、と言おうとした瞬間だった…




階段の上からマネージャーと段ボールが落ちてきた。



私はぶつかって、階段を転がった。



たくさんの悲鳴と、目の前に広がる血。

私の名前を叫ぶ、未来の声。

(私死んじゃうのかな…)

全身の痛みに、私は意識を失った。