そばにあるもの




明日になったら話しかけよう。

そんなことを考えながら歩いて帰った。



それにしてもムシャクシャする………


だって…廉くんのことで頭がいっぱいだもん。


もし、廉くんがあの男の子でなくても

それでも廉くん良いって思う自分がいて……



会いたくて会いたくて………



後ろ振り返ればいてくれないかな…

なんてね。


期待しちゃってる私がいる。


バカだな~なんて思いながら歩いた。








信号待ちをしていたら、


後ろから足音と荒い息づかいが聞こえた。



振り返れば………そこには………



『み。。あ。。。。。』



「廉くん…………………?」



大好きな君の笑顔があった。