ーーー廉sideーーー
俺はいつもの場所で昼寝をしていた。
すると誰かの気配を感じた。
目を開けたらそこには俺の好きなやつがいた。
驚いて身動きが取れなかった……
『私のこと…覚えてますか?』
実杏は突然聞いてきた。
覚えてるに決まってるだろ。
ずっとこの言葉がほしかった。
するとさらに、驚く事を言い出した。
そしてそのまま実杏は走り去った。
俺の思考はごちゃごちゃだ。
実杏の言う好きな人は………俺なのか?
なあ、実杏?
教えてくれないかな…。
俺…ずっと実杏が好きなんだよ。
俺…うぬぼれてていいか?
いつか…想い…伝えさせてくれ…。
そんなことを考えて残りの昼休みの時間を過ごした。
キーンコーンカーンコーンっ
昼休みも終わり、俺は教室に向かった。