あ、セチカたちだ!


『おはよ、セチカ!聞いて欲しいの!』

「朝からどーした??ゆっくり昼休みに話そ?」


そして昼休み。

私は昔のことから昨日のことまで全部話した。

途中で泣いてしまった。



セチカたちは何も言わずに聞いてくれた。


「実杏…それはもう花村くんが好きなんだよ」

『えっ。。。。』

「ゆっくりでいいから、話してみたら?」


セチカたちの優しい言葉が嬉しかった。

友達を昔傷つけたって言っても、

私は悪くないよって言ってくれた。


誰かに助けてほしかった。


頑張ろって思った。



「私…行ってくる」

私は廉くんを探すために…飛び出した。