俺と凛も、客が少なかったおかげで腕の良い美容師にカットを頼むことができた。

「俺は黒でお願いします。カットはお任せで」

「僕は〜、何色が良いかな?」

「えー…なんか全然想像できねーけど…
いんじゃね?金髪で」

「うん、じゃあ金で!よろぴく」

「ぶっ」

凛が金髪になったら、ガチでヤバい奴にしか見えねーけど…
それもまぁ、凛に変わりはないのだから、良いんだろう。