松美は震えていた。

「それ…どこで」

「机の中…朝来たら」

「そん時周りにいた奴は?」

「誰も…あたしいつも一番だから」

松美はもう涙声だ。

「どうしよう また…まただ…

なんで?もうやだよ…

もう、転校したくないよ…」

だいじょうぶ

そんな言葉言えなかった。

俺と凛が松美の手を握って、
松美はずっと泣いていた。

「絶対見つけよう」

「りょーかい」