「やめない?そういうの」
騒がしい教室を、静かで鋭い声が
静まりかえらせた。
「佐々木君…」
「俺さ、松美は可愛いと思う。
少なくとも君たちよりは。」
「な、なんで!?」
「だってケバいし、品がない。
その見せつけてるようなミニスカとか
金髪とか厚い化粧とか…
とにかく、君らは松美さんをとやかく言える立場じゃないと思う。
松美さんと仲良くしてるのは、俺の意思だから。」
「待って佐々木く…」
女子グループは打ちのめされた。
結果からすれば、佐々木涼太の忠告は逆効果だった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…