「ひでえ…」

「なんなのお!?」

講堂のかざりつけが全滅していた。

壁の花も、横断幕も。

「俺たちこれ1日かけたんすけど…」

「犯人心当たりあるか?」

「いや…そもそもこんなのやってることすら誰も知らないと思いますけど」


「んー、そうだよな。ありがとう、とにかく今日は新年会中止!学級委員によろしくー」

ヨッシーは走り去った。

「また仕事!?マジ勘弁」

『返事くらい聞いてくれよな~」


怪しい笑顔が二人の近くで光った。