琉「はぁ………はぁっ…はぁ……っ、もう……嫌だ………誰か…助けてくれ……まだ俺は……はぁ…死にたくない……はぁっ……はぁ……………」
ガラッ………パシン…………
「……はぁ……はぁ……………ふぅ……やっと落ち着ける。にしてもあれは何だ？生き物なのか………？」
ずり…………ずり……………。
（近づいてくる…………っ！）
ずり……ずり……ずり……ぴたっ…………
バン！！！！！！！！！！！！！
（ひっっ！！！）
ずり……ずり…………………………ずり……ずり……ずり……………ずり
琉「やっとどっか行ったか。」
………………………………………………ガタンッ！！！
琉「なんだ！？って何もねぇじゃねぇか。ビビリすぎだろ自分………。」
……………ガタタッ
琉「誰か隠れてるのか……？」
コツ…コツ…コツ………サッ
琉「誰だ………！？って誰も居ねぇじゃねぇか。」
???「こっちよ。馬鹿ね。」
琉「…………………っ！！！！」
???「あら、そんなに驚かなくても。」
琉「……うるせぇ……誰だテメェ…」
???「………分からないの？」
琉「……分かるわけ無いだろう。早く自己紹介しろ。」
???「………分かったわ。……私の名前は九洛燐子（くらくりんこ）よ。」
琉「………燐子……だと………??」
燐子「何よ。思い出したの？」
琉「………思い出しそうなんだが………うっ………うぅ……頭が痛い……思い出そうとした途端頭が………うぅぅ……」