不器用恋愛






「はぁ?化粧してんの?」



あたしと利仁くんの間に
入ってきた陵が あたしの顔を見つめる。



「いつものお前の方がいい。」



プイッと横を向いて
ボソッとつぶやいた。




「別に陵にどう思われてもいいしー!」




利仁くんには可愛いって言ってもらえたし。
陵の言葉なんか無視だ無視!