不器用恋愛





放課後…
あたしは陵の家でゲームするのが日課。




「ねぇ…陵?」



「んー?」



陵はゲームの画面を見たまま
適当な返事をする



「利仁くんと……」



あたしの話を遮るように
陵は大声を上げた。



「うおっ!…超レア武器当たった!」



「うっそ!本当に?」



そう言ってあたしも陵も
ゲーム画面に釘付けになる…



「……んで?利仁が何だって?」



画面から離れた陵が
あたしの方を向きながら質問をする