不器用恋愛





「また陵のせいで怒られた…」



はぁ…とため息を吐きながら
あたしは 自分の席についた



「また仲良く遅刻ですか」



そう言って前の席に座る
親友の立川 鈴 (Tatikawa Rin)が
呆れ笑いで話しかけて来た。




「今度、鈴も一緒に起こしてみる?
本当に寝起き悪いの!全然起きないし…」



「遠慮しとくわ。」



即答で答える鈴…



「あははっ…だよね…」



あたしは苦笑いをしながらそう言った。