「………」 青いというより 蒼い、のほうが この島の海にはあってると思う 深海に潜るほど、 あたしを闇が包み込む。 怖い闇じゃなくって 優しくて温かい闇が。 「…っぷは」 でも、陸で暮らすこのあたしが海と溶け込むなんて無理な話で、 今だって息が続かず陸に顔をだしてしまった。 青い空がいやに眩しい。