寝違えた首がズキズキする。 ふいに首に手を回す回数が増えていた。 「どうかした?」 原田さんが、心配そうに言った。 「いや!別に・・・。」 「寝違えたの?首・・・。」 あら? また、俺、顔に出ているのか? 頬が赤くなるのが分かった。 「そうなんです!」 隣りにいる、原田さん。 なんで、そんなに? 優しいの? 今、はっきりと心臓の高鳴る音が聞こえた。