「あっ〜!分かった?」


ちょっとビビった。


そんなに俺
顔に出てるんだ…。


「もう一回聞いていい?」


「一回だけだし!」


クスッ!
笑いながら麻衣は言った。


「友達だよね…?」


なんで何度も同じ事言う?

麻衣も不思議な奴だよな。

「あー。多分。」


友達って何…?


「分かった!じゃあね!」

麻衣は、手を振りながら、バイバイをして俺の前から去った。


はっ
今の何?


なんだか…気持ち悪い。

ヤベー。肝心な事聞かなかったじゃん。


昨日、亮たちを置いて勝手に帰った理由を…。


不思議な子だな?


大きくため息をする俺がいた。


……何なんだよ!


目が覚めちまったじゃん!