…………。


また沈黙が流れた。


励ましなのか。

慰めなのか。


どうでもいいけど。


「とりあえず、そういう事だ!」
麻衣の頭をポンポンと叩いた。

「……今、踏ん張り時だよ。麻衣…」


「……ありがと。亮ちゃん」


「なら、もう泣くな!」


泣き笑いしながら頷いた。


「合格したら、ご褒美宜しくだかんね?」


「……分かったよ」


手を振りながら、麻衣の部屋を後にした。


麻衣にあんな言葉を放して、目の前にいる、紗季を抱きしめた。


俺も、バイト生活からきちんと仕事見つけて…未来を考えなきゃな。。


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