亮side
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「麻衣、開けてもいいか?」
ったく…面倒な事はなるべくなら避けて通りたい主義。
でも、麻衣は小さい頃から何かある度に
「亮ちゃん、亮ちゃん、ちょっと聞いてよ―!!!」
顔にすぐ出る分かりやすい女の子だった。
………素直。
一言で言えばそんな子で。
麻衣の姉貴、紗綾(サヤ)と付き合う前も、ちょっと麻衣に相談したりして。
まるで、妹のような存在だった。
だから。
麻衣が敦に、惚れるなんて驚きだった。
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「麻衣、開けてもいいか?」
ったく…面倒な事はなるべくなら避けて通りたい主義。
でも、麻衣は小さい頃から何かある度に
「亮ちゃん、亮ちゃん、ちょっと聞いてよ―!!!」
顔にすぐ出る分かりやすい女の子だった。
………素直。
一言で言えばそんな子で。
麻衣の姉貴、紗綾(サヤ)と付き合う前も、ちょっと麻衣に相談したりして。
まるで、妹のような存在だった。
だから。
麻衣が敦に、惚れるなんて驚きだった。
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