亮に、隣りに引越してきた原田さんの事を話した。

愚痴みたいなもんになっていた。


「仕方ないだろ!嫌だったらお前が引っ越すしかないだろー?」


「出来ねーから、言ったんだよ!」


亮に聞いて欲しかっただけだ。

「…だな?しばらく我慢だなっ」


子供が生まれたら、
現実。

実家とかに戻ったりする。

ただ、家では集中して勉強なんて出来ねー!


そんな気分だ。


今更、家に戻る気もおきない。
自分の事しか、考えられないのは当たり前だと、言い聞かせていた。