部屋に入ると、隣りにいる原田さんを意識するのを覚えた。 シャワーを浴び、冷蔵庫からドリンクを取り出しながら、麻衣の言葉も思いだしてた。 パズルのピースが、バラバラになっている事しか分からない。 ふっと。 ため息をついた時だった。 「ふぇーんっっ!ック!!!」 原田さんの部屋から、泣いている声が聞こえた…。  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ───── それは、長い間響き… 俺は胸が張り裂けそうだった。 .