そして。


お彼岸がやってくる。


かんちゃんの実家から、ハガキ一枚が届いた。


『お墓ができました。』


突きつけられた現実。


やっぱり行かなきゃね。


ちゃんと、成長してる我が子をかんちゃんに見せなきゃね。


だけど…。


怖かった。


かんちゃんが眠っている場所が近くになればなるほど。


お腹で暴れるのよ。


『行きたくない?』


そんな風に泣いてるみたいに、聞こえたから。


でも、話さなきゃ!


かんちゃんに会いに行かなきゃ。