『かんちゃん?』 『理香!どうした?』 涙声が、かんちゃんに伝わって心配してる。 『かんちゃんと私の赤ちゃん……出来たの。』 『ほんと?』 『うん。』 かんちゃんも泣いていた。 『嬉しい!理香。今から会いにいくから。』 私の家に来る約束。 しなきゃよかった。 空を見上げれば、白い雪が舞い降りてきて、私たちの住む町は真っ白になった。 永遠なんて… ありえないと想った。