萌華の小さな疑問

『ねぇー、櫂はさ、なんで2回もフられたのにあたしの隣にいつもいたの?』

「なんだよ、いきなり」

『ねぇー、なんで?』

「たいした理由はねーよ」
「ただ好きだから。何回フられても、
こいつと一生一緒にいてぇと思ったから。」

『ありがと///‥っ、でもあたしが振り向かなかったら、どーすんの?』

「振り向くよ、絶対。俺、萌華のこと
何でも知ってるから、余裕。」

『嘘つけっ!7年くらい振り向かせらんなくて、片想いしてたくせにっ!!』

「うるせー、現に今俺に振り向いてんだからいーんだよ!!」

『メンタル強いな、おい』

「うるせーよ、つか何だよそのリアクション!」
「じゃあ、お前はなんで振り向いてくれたんだよ?」

『っ!告白したとき言った!!///』

最終的な決め手は櫂の泣きそうな声で
言ったあのセリフ。初めて見た弱々しい櫂にキュンとしたのと、あたしのことそんなに思ってたんだって感動したから、なんて、死んでも教えてあげない!!!

「いーじゃん、もう一回聞かせろよー」
『いやだっ///』 クイッ
「言えよ、ほら言えって」
『顎クイするなぁ〜////』
ちゅっ

あたしは背伸びをして仕返しにキスしてやった。

「んなっ!何すんだよ///」
『仕返しだばかっ!!』

そうしたら、仕返しの仕返しに濃厚な
キスがふってきた。

櫂に仕返しなんかしちゃダメだなと
思った萌華でした。

おまけ2END