俺は尚樹。
優菜の幼馴染で、なぜかクラスで
王子と呼ばれている。

あのとき、俺は別に柚子とかという
女を助けるつもりはなかった。
いつも通り、俺は見て見ぬふりをしてた。

「なによ...なによアンタ!」

優菜は女の襟首を掴んで睨んでた。
けれど、女より小さい優菜を、女は
見下すような感じになった。

「なに笑ってんだよ。」
「チビだなーって(笑)」
「あぁ!?」
「あー、面白い。」

そう言って女は鼻で笑うと、優菜は
ブチギレ、手をあげた。

俺は咄嗟に女を庇った。
なぜ、女を庇ったのかよくわからない。
その後、俺は優菜と言い争った。
気付いたらあの女は居なくなっていた。