「私を愛して?」

誰でもいいの?

「全てでなくてもいいから」

本当に?

「本当だよ?とにかく私を愛して欲しいだけ」

これで何度目?

「わかんないよ。だって、誰も愛してくれないんだもの」

そんなわけ、ないじゃない

「その証拠は?あるの?」

ないよ。あるわけないじゃない?

「ひどいよ、私を馬鹿にして」

馬鹿になんてしてないよ!

「じゃあ、私を愛してくれるよね?」

それは……できないよ

「なんで?」

なんでって、それは……

「私があなただから?」

……

「あなたが私だから?」

……

「ねぇ、答えてよ?」

……

「そうじゃないと、私はまた……一人ぼっち」

……だから?

「私を愛してくれませんか?」