「って。お前調子乗ってんじゃねーよ」

そう言って私に殴りかかろうとする。

どうしていいかわからずにとりあえず目を瞑って手を頭の上に乗っける。


けど殴りかかろうとしていた彼の手は私のもとには来なかった。


…え?


目の前に男の子が立っている。

しかも鷺ノ宮の人だ。

ドンドンと嫌なおとが響く。

その光景に頭がついていかなくて脳内に疑問符を沢山浮かべる。