「お帰りなさい。蘭」


「ただいまぁー。あのさ、この旅行用バッグは何…??」


「ふふっ。実はね、」


お母さんはお父さんを呼ぶと2人でニッコリと笑った。


「実はな、蘭。母さんがヨーロッパ旅行を当てたんだよ」


「えっ!?嘘っ!?凄いっ!!」


「それでね、その券が2枚当たったからお父さんと2人で行こうと思ってるの」


「えっ…。ちょっと待って…!?あたしは…!?」


「よくぞ聞いてくれましたっ!!蘭には学校を転校してもらいまーすっ!!」


「はっ…!?」