イケメン問題児に目をつけられた赤ずきん


「えっ…」


マジですか…。


あたし、運が無いにも程がある。


「でも大丈夫。何かあったらちゃんと守るから」


キューン…


この先生、紳士すぎでしょ…。


頬が熱くなるのを手で抑えた。


「ここで待っててくれるか」


「はい」


先生に言われて教室の前の廊下で待つ。