《圭Side》


「真理子様!」


「どうかしたか、圭?」


楽しそうに返事をする真理子様。


「真理子様、楽しんでますよね」


「そりゃ、楽しいからねぇ」


全く…。この人は…。


「蘭ちゃんなら変えてくれる。そんな気がしただけよ」


真理子様は珍しく鼻歌を歌いながら歩いて行った。